阿部研究室
金属物性工学
構造制御による新しい軽量合金
我々の身の回りにある建造物や輸送・運搬機器は、安全性・信頼性・高機能性はもちろんのこと、熱効率やカーボンニュートラルといった環境への配慮も求められています。材料を「作る」「使う」「再利用する」というマテリアルのライフサイクル全体を俯瞰し、社会の強靭化と持続可能化に貢献するマテリアル開発・生産について学ぶのが環境・基盤マテリアルコースです。
本コースでは、マテリアルの特性向上・新機能発現に向けた原子構造・微細組織制御、プロセス構築、信頼性設計から始まり、地球環境や資源循環を考える上で必要なライフサイクルアセスメントや環境調和型プロセスについて学ぶことで、人間・社会の安心・安全の実現、さらには地球環境にも優しいモノづくりを実現するためのマテリアルやプロセス、社会システムの創成を目指しています。
マテリアル工学科の魅力をお伝えする進学選択イベントを以下の様に開催しますので、ぜひ参加して下さい。
2024年5月8日(水) 19:45〜20:15 @駒場キャンパス 13号館1323教室で工学部進学選択ガイダンスを行いました。
以下に今年度のガイダンス動画を参考用にアップロードしています。
2024年5月18日(土) 19日(日)に、五月祭に合わせて、学科公開イベントを開催します。マテリアル工学科への進学を検討されている方はぜひご参加下さい。
分類:総合科目D
分類:金曜2限(S1)
皆さんが高校で学んだ物理や化学の知識から、自然現象からものづくり技術、パフォーマンス設計、そして持続可能社会への繋がりを理解してもらいます。
分類:総合科目F
分類:木曜5限(S1S2)
身の回りの事象やマテリアル工学に関連する物理・化学モデルのシミュレーション演習を通じて、pythonプログラミングや機械学習の基礎を修得してもらいます。
分類:全学体験ゼミナール
曜限:集中講義(S1S2)
原子ってどんな姿をしていると思いますか? 世界最高性能の電子顕微鏡を用いて物質中の原子像の観察に挑戦します。
分類:全学体験ゼミナール
曜限:集中講義(S1S2)
鉄鋼材料の製造プロセスを学び、さらにその理解を深めるために、生産現場、つまり「製鉄所」を見学してもらいます。
日本が強みとしている素材産業を支える企業や最先端材料研究の第一人者の方々が、1回毎に講義を実施。現在、世界の最前線で活躍する方々から材料の今と未来について直接お話を聞ける貴重な講義です。
社会基盤を支える材料には様々な特性や機能が要求されます。その特性や機能を発現するためには材料内部の微細構造、材料組織を理解し制御する必要があります。熱力学や速度論に基づき、核生成から成長、最終組織まで材料組織がどのように形成されていくのかを学ぶ講義です。
地球環境問題とは何なのか、世界的にどのような取り組みが行われているのかなど、環境問題に関する基礎知識とともに、材料との関わりについて、ライフサイクルアセスメント等を通じてライフサイクル的思考とシステム的思考を習得することを目指した講義です。
マテリアル・製品は天然資源から抽出、合成・加工を経て生産されます。現代では、環境に調和し、SDGsの実現に貢献する二次資源からの生産プロセスの確立も重要な課題です。本講義では各種マテリアルの生産プロセスを物理化学に基づいて理解し、その実際と解決すべき課題を学びます。
卒論研究を行うための研究室配属では、進学選択時のコースに限定されず、マテリアル工学科の全ての研究室を選択できます。