一木・竹原研究室
ナノバイオデバイス
限界を超えるナノバイオ技術
「未来の医療技術を創り出す鍵は、マテリアル工学にある」と私たちは考えています。ナノテクノロジー・材料科学を医学応用したナノ医療技術は、薬を特定の臓器に送り届けるドラッグデリバリーシステムや、人工生体分子を体内で機能させるバイオ医薬といった次世代医薬品のキーテクノロジーとなっています。病気の兆候を早期に検知し、ICT・AI技術と連携して予測的に介入する先制医療・スマートヘルスケアの実現には、バイオマテリアルサイエンスに立脚した革新的な医療機器の創製が不可欠です。バイオマテリアルコースでは、生体(バイオ)と材料・デバイス(マテリアル)に関わる基礎科学から、従来の学問の枠を超えた医工融合領域まで多様な研究・教育を行っています。マテリアルテクノロジーをイノベーション創出の起点とし、健康・医療を中心とした未来社会の課題解決に繋がるサイエンス・エンジニアリングの実践を目指しています。
マテリアル工学科の魅力をお伝えする進学選択イベントを以下の様に開催しますので、ぜひ参加して下さい。
2024年5月8日(水) 19:45〜20:15 @駒場キャンパス 13号館1323教室で工学部進学選択ガイダンスを行いました。
以下に今年度のガイダンス動画を参考用にアップロードしています。
2024年5月18日(土) 19日(日)に、五月祭に合わせて、学科公開イベントを開催します。マテリアル工学科への進学を検討されている方はぜひご参加下さい。
分類:総合科目D
曜限:火曜2限(S1S2)
高度先進医療を支えるバイオマテリアルについて基礎から最先端に至る内容を様々な角度から紹介し、工学と医学・生物学の融合により切り拓かれる未来の医療について、皆さんと一緒に考えていきます。
分類:総合科目F
分類:木曜5限(S1S2)
身の回りの事象やマテリアル工学に関連する物理・化学モデルのシミュレーション演習を通じて、pythonプログラミングや機械学習の基礎を修得してもらいます。
分類:全学体験ゼミナール
曜限:集中講義(S1S2)
高分子材料を用いた機能性バイオマテリアル作りを体験してもらいます。また、生体と材料が接した際に起こる反応を細胞実験を通じて体験してもらいます。
分類:全学体験ゼミナール
分類:集中講義(A1A2)
最先端の科学技術では、ナノスケールでの物質の構造や特性の制御が欠かせません。これをどうやって実現しているのか、研究室に足を運んで体験してみませんか?
高分子材料は3大材料の一つであり、医薬品・医療部材・医療機器といった健康・医療分野において必要不可欠な材料です。日進月歩で高性能・高機能な材料が次々に創出される高分子科学について、基礎から応用まで丁寧に学びます。
医薬品から電子デバイス、輸送機器に至るまで、社会で重要な役割を果たす材料には多様な特性・機能が求められます。社会で実際に使用される各種材料のケーススタディを通じて、必要な機能を発現する材料の設計指針について学びます。
健康・医療に役立つ新たなバイオマテリアルを創製するためには、医学・生物学の知識や技術に対する理解も必要です。本講義では、医療用材料の開発において理解しておくべき生体物質及び生体機能や、最先端医療の現状について学びます。
スマートヘルスケアや超早期診断・予防医療といった未来の医療技術を実現するためには、バイオデバイス技術の発展が不可欠です。生体(バイオ)と人工物(デバイス)の相互作用を、分子レベルで計測・制御するためのバイオデバイス材料について学びます。
卒論研究を行うための研究室配属では、進学選択時のコースに限定されず、マテリアル工学科の全ての研究室を選択できます。