先輩たちに聞く
「未来はマテリアルと共に」

電場構造を見る「目」を
世界に先駆けて創る!

修士課程2年

遠山 慧子さん

SATOKO TOYAMA

01Eco

なぜマテリアル工学科?

工学のベース、マテリアルを
多角的に学べるのはここだけ!

構造材料、デバイス、バイオマテリアルなど、とにかく幅広く学べるのが学科カリキュラムの特徴です。工学のベースとなる材料について多角的な視点を得ることができます。特に現代では、無機有機などの垣根を越えた様々な材料が作られています。柔軟で幅広い視点が得られるのが、この学科の良いところです。

02Eco

この学科に決めて良かった!

材料研究の基本から
研究の楽しさまで、ここには
全てが詰まっている!

材料が関わっていない分野はほぼなく、どの分野へ進むとしても材料の知識が役立つことを学びました。また、研究を本気で行うことの楽しさを知ったのも、この学科で得た大切なことですね。学部3年時にはヨーロッパへ短期滞在。研究室配属後は、仲間たちとシリアスな研究テーマから雑談までわいわい話す日々。どれも私の宝物です。

03Eco

あなたの研究テーマは?

走査透過型電子顕微鏡を用いた
高分解能電場可視化および、
定量化手法の開発

走査透過型電子顕微鏡とは、高エネルギーに加速させた電子を材料に照射し、透過した電子を検出することで、材料の内部構造を可視化する顕微鏡です。私は、最先端の電子顕微鏡を用いて、材料内の局所電磁場を高い空間分解能で観察する手法開発を行っています。材料内のどこにどのような電磁場が存在するのか分かるこの手法をさらに発展させることで、実際の材料開発へと応用できればと考えています。

04Eco

理想の未来像は?

電場構造を見る「目」を
世界に先駆けて創る!

材料中の電場構造を精細に観察する手法を発展させることによって、デバイスの開発に貢献できれば嬉しいです。また、顕微鏡の醍醐味とは、今まで誰も見た事がないものを見ることができることだと考えています。研究を進めていくことで、将来的に、そのような誰も見たことがない電磁場構造を見て、新しい物理現象を発見する、ということにも挑戦していきたいですね。

OFFの過ごし方

写真撮影!

写真を撮ることが大好きで、デジタルカメラでの撮影はもちろんのこと、フィルムカメラで撮ることもあります。休日は撮影に出かけたり写真展を見に行ったり、フィルムの現像をして、息抜きをしています。

材料に興味がある人大歓迎!

工学部と言ったらもの作りを想像される方が多いかと思いますが、特にマテリアル工学科で扱うのは、材料という「もの作り」の基礎中の基礎になるものです。だから、純粋な科学に近いことができて、しかも社会に役立つこともできる、というのがマテリアル工学科の大きな魅力だと感じています。材料の中身がどうなっているか興味がある方はぜひ!