Graduate Students' LIFE

マテリアル工学科の先輩たちに聞く「授業」「実験」「研究」「日常」

純粋な人こそマテリアルが向いてる!?

博士課程 1年

西谷 象一さん

Shoichi NISHITANI

2017年12月寄稿

なぜマテリアル工学科?

刺激的な環境が研究への情熱をくれた!

自分の将来に明確なビジョンがなく、ただ漠然と研究を進めていた私。先生や先輩・同級生に刺激をもらいつつ、将来のビジョンが徐々に見えてきました。博士課程へ研究を続ける上で、マテリアル工学科は非常に良い環境だと感じます。

私のマテリアル工学研究

生体小分子の高感度計測に向けた半導体バイオセンサの創製

近年、私たちの社会では、病気の早期発見がますます重要になっています。しかし、検査にかかる費用や手間を考えると、まだまだ「誰でも気軽に」受けられるものではありません。私の研究では、この課題を解決するために必要となる高感度センサの開発に向けた基礎研究を行っています。

マテリアル工学科で社会貢献

研究で未来の医療に貢献

将来、例えば涙や汗など、簡便に採取可能なサンプルから、病気をはじめとする様々な情報を入手することが可能となれば、我々の日常の中に医療を取り入れることが可能になります。私は、このような技術が次世代の医療を牽引すると考え、その実現に貢献できるような研究を目指しています。

マテリアル工学科の強み

世界トップとの交流

修士2年のときに、ソウル大、清華大、東大の合同ワークショップに参加しました。このワークショップでは、各学生の学会形式の発表はもちろん、観光や食事会など、学生同士で交流する時間が多く設けられており、とても楽しい体験でした。このようなワークショップが数多く開催されているのも、この学科の魅力の1つです。

私の息抜き

ボードゲーム

研究に限らないと思いますが、新しいことに挑戦すると失敗の連続です。同じ実験を繰り返し行わなければならず、単調に感じてしまうこともあります。そんなときには気分転換の時間も大切にしています。私の所属する研究室では、時折余裕のある人が集まってパソコンゲームやボードゲームで盛り上がります。気持ちがリラックスすることで、意外と面白い研究のアイディアを思いついたりします。

MESSAGE

マテリアルの奥深さに感動!

これから進学先を決める皆さんは、工学部ときくと、基礎より応用をイメージするかもしれません。しかしマテリアル工学の根底にあるのは、純粋なマテリアルサイエンス!そこが一番の魅力だと思います。皆さんも、マテリアル工学科に進学し、マテリアルの奥深さに触れてみませんか?