研究テーマ
都市鉱山からの貴金属・レアメタルの回収
近年普及が進む小型電子機器から、使用されている貴金属を効果的かつ低負荷に回収する手法の開発がテーマだ。デバイスの恩恵に与っている身としてはリサイクル手法の研究で環境問題へ貢献できれば、というモチベーションもある。有機溶媒を使って溶解・析出を行うため、関連の専門書を研究室やゼミで輪読し、基礎知識を深めた。また、既存の手法に関する書籍、論文を検索すると共に、工場見学をすることで知見を広めた。
実験
研究室立ち上げの時期であったため、機材や試薬の調達を行いつつの研究
研究室の独立・立ち上げの時期であったため、1年目はさまざまな機材や試薬の調達を行いつつの研究となった。実験結果を得るだけでなく、理論的裏付けを得るための実験・勉強も同時に行った。修士課程では高温乾式の実験、湿式の実験ノウハウをマスターするために指導教員にたびたび指導を仰ぐ。当初は金の溶解、析出を主に行ってプロセスの評価を行い、理論的裏付けに必要な電気化学測定なども行った。その後実際の基板に対する処理について検討、実験を重ねた。
発表
実験結果はフォーマット化で比較
あらかじめ用意したエクセルファイルの空欄に結果を打ち込み、データ入力を効率化。グラフも事前にフォーマットを用意することで結果同士の比較を容易にする。
発表資料はそれらエクセルのグラフを利用してパワーポイントで作成。パッと見たときに全体像を容易に把握できるようなグラフ、表に落とし込むことを意識している。これは今の研究室での指導によるものだ。