環境・基盤マテリアルコース

21世紀は「環境の世紀」と言われています。社会を支える様々な製品や構造物が地球環境や資源消費に及ぼす影響は多大であり、それを支えるマテリアルの高性能化が重要です。本コースは、マテリアルの機能発現に向けた材料開発、プロセス設計、信頼性設計を基に、地球規模の環境を考える上で必要なライフサイクルアセスメントや、環境調和性の定量的評価を通して、「ECOの時代」を拓く新しいマテリアルとプロセスの創出を進め、環境問題解決に取り組んでいます。

先端研究

地球レベルで未来社会を工学するダイナミズムの体感です。

未来の地球と豊かな暮らしを支える工学には、今や国境を越えた知の融合が創る、しなやかな創造力と高機能マテリアルによる設計思想が求められている。

  • 革新的な構造材料による高性能で安全な構造体と持続可能な社会の達成

    構造材料の進化は、構造体やインフラの性能や安全性、環境性能を向上させ、人々の生活や産業・経済の発展、持続可能社会の構築を促す。小関教授は、革新的鉄鋼材料の研究開発、マルチマテリアル構造体のための異種材料接合の研究、計算科学とビッグデータを融合した革新的構造材料設計システムの開発を進めている。

  • 材料製造・循環プロセスの技術革新による高度循環型社会の確立

    ものづくりで世界をリードする我が国にとって、社会基盤材料の製造プロセス合理化・循環促進は重要な使命。中でも、微視的・巨視的な反応解析と駆動力の見極めが鍵となる。森田教授は、鉄鋼や太陽電池用シリコンの精製におけるプロセス革新、副生成物の高付加価値化・再利用促進のための物理化学的研究を進めている。

  • 安心して製品や構造物を利用するための信頼性・安全性評価

    社会生活を支える様々な製品や構造物に使われている材料は時間とともに劣化する。そのため材料を長期間安全に使用することが課題となっている。榎教授は、種々の材料やデバイスの破壊メカニズムの解明、微小な欠陥を検出する非破壊評価手法の開発、材料の時間依存の性能を予測する手法に関して研究を進めている。

  • 限られた資源に配慮した社会をつくるリサイクル工学の構築

    後藤教授・醍醐准教授は、社会における素材のフローとストックを見える化し、持続可能な方法で資源を使用する社会の在り方を研究。松野准教授は、「有機王水」を用いた使用済み電子機器からの貴金属のリサイクルシステムの開発に取り組む。社会の仕組みと技術の両輪で、限られた資源に配慮した社会づくりを牽引。