専攻長挨拶

マテリアル工学科へようこそ

ULSI(半導体集積回路)は、微細化により、高速化と低消費電力化を同時に達成でき、高集積化によりさまざまな機能を持たせることができます。しかし、極度の微細化により従来の材料では限界に到達し、新たな材料の導入により更なる高性能化を達成しています。シリコンよりも100倍も移動度の大きなグラフェンと呼ばれる半導体材料の出現は、飛躍的な高性能化につながると期待されています。鉄鋼材料でも、ナノからマクロまでマルチスケールに構造制御を施すことにより、飛躍的に強度を向上させることができ、従来よりも軽量な自動車や鉄道などを実現しています。同時に燃費を向上させ、環境負荷低減に貢献します。高分子材料であるゲルに、㏗に反応する機能を持たせると、伸縮して人工心臓などへの応用が期待できるようになります。 このように、従来の材料に新しい機能を持たせたものをマテリアルと総称し、それによって豊かな未来を切り拓こうとしています。新規マテリアルが先導する未来の夢を実現すべく、私たちと一緒に工学の最先端を疾走してみませんか。

学科長 霜垣 幸浩